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教育再生会議の第2次報告「社会総がかりで教育再生を」が提出され、幼児教育から国立大の再編に至るまで様々な提言がなされたのだが、その中の一つに、現在の「道徳の時間」を徳育として教科化するというものがあった。そしてその教材について、多様な教科書と副教材をその機能に応じて使い、ふるさと、日本、世界の偉人伝や古典などを通じて、他者や自然を尊ぶこと、芸術・文化・スポーツ活動を通じた感動などに十分配慮したもの、ということが謳われている。 野口英世やガンジーの伝記を読むのはもちろん結構なことではあるがしかし、と私は思う。そして、逆にこんな提言を返したくなってしまう。 提言1:まず自分たち大人が模範を示せ 世界の偉人たちよりも何よりも、子供たちはまず身の回りの大人達を見ているのである。次々と明るみに出る企業や役所の不祥事、そして政治と金。結局のところ、政・官・業の社会全ての大人が悪いことをしているということである。これでは偉そうなことを言う資格は無いし、子供たちが従うわけもない。 提言2:衣食足って礼節を知る、を知れ よほどの悟りを開いた人なら別だが、なんだかんだ言って最低限の生活水準が確保されなければ人の心は荒むものである。働けど働けど暮らしが向上しないワーキングプアを始めとして下流層が増加するこの社会状況下、道徳心の向上を云々する前に、最低限の衣食住環境を整えることこそ最重要の政治課題であろう。 提言3:当事者である子供たちに参加させよ そして何よりも会議のメンバー選定が疑問である。ヤンキー先生やノーベル賞学者をメンバーに入れるのは結構だが、当事者である子供たちが何故メンバーに入っていないのか?当事者である小中学生、高校生の代表を入れないで勝手に何を決めているのか?異常熱狂する大人たちを穏やかにたしなめるハニカミ王子を見れば自明なように、再教育されなければならないのは我々大人のほうなのだから……。 |
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